今季(2019年4月)ドラマ感想

登場する役者の顔ぶれから、かなり期待したけれども、そこまで面白いと感じられなかったのが、『東京独身男子』。ただ、役者の魅力はビシビシ感じられたし、何より大人の男が3人集まってワキャワキャしているのは、わたしにとっては斬新でした。高橋一生さんの演技力も相まって、タローちゃんのイケてない感が半端なくすごくて、毎回、引き気味です。

学園ドラマ(生徒と教師の絡み系)はだいたい話の想像はつくけれど、古田新太さんのインパクトの強さに惹かれて観てみて、やっぱり想像を超えはしなかったものの、不登校の子とどう接していくかが気になった『俺のスカートどこいった?』。
(3話目であっさり絡んじゃったので、今後気になるとすれば、やけにミステリアス風を臭わせているあの子ですよね、やっぱり)

吉高由里子ちゃんの雰囲気的に、サラッと見る感じでいいかなぁと思っていたら意外と内容が濃ゆくて面白い、『わたし、定時で帰ります』。

今季、続けて観ているのは主にこの3つです。

20代から40代にかけて、俳優の層が厚いですよねぇ。主役級の俳優さんがちょい役だったり、脇役だったり、なんて贅沢なんだろうって。テレビから遠ざかった日々を過ごしているので、実はもっと前々から、いい役者さんがたくさんいたのをわたしが知らないだけ、かもしれませんが。

さて。その中でも、私的に一番のヒット『わたし、定時で帰ります』は、働き方改革とかいう言葉が出ている昨今、ひとりひとりの仕事に対する価値観や、ポテンシャルが、やけに現実的で、だから実際に自分の今後のありかたにも参考として見れるなぁと、とても興味深いドラマです。

気になるキャラクターとしては、やはり福永部長と主人公の恋人ですよね。どっちもサイコパスっぽいよね。一見、物腰の柔らかさが目立つんだけど、自分の思い通りにことを動かそうとする強引さがある。感情を巣のままに出すタイプは、やっかいなようで意外と白黒はっきりわかりやすいから、対処もしやすいけれど、ブラックに近いグレーな彼らの毒素は、気が付かないうちに浸透していって、そのダメージは計り知れないところがある。彼らの変化が見どころかも。

『集団左遷』も内容はいいんですけどね… 「頑張りましょう!」の連呼がどうも息苦しさを誘発するので、1度観ただけでお腹いっぱいかな。

また、気が付いたことがあったら、別の機会に。