今季ドラマ雑感『偽装不倫』最終回を終えて

丈くん、カッコよかったな。丈くんの、ちょっと片言っぽく
「ショ-コさん」(←しょこさんに聞こえるくらい、-が短い)
って名前を呼ぶ声が好き★

…ではなく。

結婚とは何かって、ちょっとだけ考えさせられたドラマでしたな。あと、作られた世界だとすればまぁ仕方ないかもしれないけど、ご都合主義だよなと感じるところが大いにしてあって、なんかこう…胸の中に消化しきれない負の感情が沸々と燻ってました。

みんなね、結果的に好い奴なんです。

不倫してたり、嘘ついてたり、嫁っこストーキングしてみたり、負となりうるスパイスは要所要所であるんですけど、究極の選択をするにあたっての原因となるには、弱い。…いや、不幸を望んでいるのではなくて、ドラマティックさに欠けるなぁ…って感じただけなのだ。

重大な秘密を抱えているとき。相手を愛しているから、大事だから、本当のことを言わずに黙って去る…

それも愛情なのかもしれませんが、わたしからすれば、自分を守っているだけ、なんだよなぁ。わたしだって秘密の一つや二つありますが、話さないのは相手を傷つけたくないからではなくて、何もいいものを生まないから、それだけなんで。

もうね、駆け引きなんか要らんですよ。好きなら好き! でドドーンとぶつかって欲しいわけですよ。

あ、あと、不倫してたお姉さんの台詞がいちいちわたしを逆撫でしてくれましてね。なんか、お互いに愛してなかったのよ、条件でしか見てなかったのよ、ってね、だったら、はじめっから取り繕わないで、しっかり面と向かって話し合ったりケンカしたらよかったのにと…

賢治さんの、なんでも自分の思い通りにしようとするところは確かに怖い点ではあったし、初めは何を言っても伝わってるようで伝わらない人だったかもしれません。…うん、いるよねそういう人。うちの父も少しそういうとこカジってる性格で、母が苦労していたわw

でも、葉子さんの不倫がバレたときに一瞬、DVにまで発展しちゃったらどうしようとドキドキしたけれど、一度怒鳴っただけでグッと我慢していたし、その後の賢治さんの言動をみるに、
「あれっ、本当はマジで愛していたんでは…」
って感じ取れて、正直言えば、元鞘に戻って欲しかったんです…。まぁ、時すでに遅し、だったのでしょうけれど。

ん~… あと、本当に申し訳ないのだけれど、杏さんの演技が…どうも、わたしには合わなかったです。ときどき、所作が美しい人だなぁって魅入る瞬間はありましたが… 涙があまりに似合わない気がする。