約10日前。
飼っているゴールデンハムスター・ラクちゃんが、ケージの中でひっくり返っている姿を目撃。
いま住んでいるところに引っ越してきたとほぼ同時期に迎え入れたので、だいたい2歳6カ月。寿命かなと思いました。
動物病院へ連れていくことも過りましたが、寿命であれば逆に負荷をかけてしまうかもしれない。できる限りのことをして様子を見守る、わたしたちはその選択をしました。
全身で息をしている様子のラクちゃんは、わたしたちの気配を感じると、仰向けからうつぶせ状態になったり、フラフラになりながらも毛づくろいをしようとしたり、必死で楽な体勢を探してケージ内を動いていて、その姿に旦那は涙を流していました。
わたしたちは、最期を覚悟していました。亡くなった後について話し合い、意見の食い違いで少し険悪ムードになっちゃったりして。
次の日の夜、残業をしていたわたしに旦那からLINEが。ケースの端で横たわっていたラクちゃんがお水を飲み、ペレットを頬張って巣箱に戻っていったと。ゼリーもかじったあとがあったとのことでした。
ラクちゃんは、諦めていない!
わたしはネットで小動物用の栄養チューブを購入。野菜は湯がいて、飲み水に微量の砂糖を混ぜてみたりして、極力、ラクちゃんの食欲をそそるようにしました。
その2~3日後には。
久しぶりに、餌を頬張るラクちゃんを見ました!
もう本当にうれしくて。ひっくり返っていたときは、触れることすら拒否していたのに、軽く掬って掌にのせても嫌がらずにいてくれました。下痢も便秘もしておらず、ちゃんとトイレも行っています。
ラクちゃんは、今まで飼ってきたハムスターたちの中で、一番手がかからず、しかしまったく懐かず、正直わたしはそれほど可愛がっていませんでした。世話をするだけになっていました。本当にひどい飼い主だと思います。旦那からしてみれば、わたしがとても可愛がっているように見えるそうですが。
ごめんね、ラクちゃん。それでも生きていてくれてありがとう。わたしが出した老齢対策フード食べてくれてありがとう。もう少しだけ、わたしの相手してやってください。
それにしても、ラクちゃん本当に強い。生きる意味が分からないとかホザいている自分が恥ずかしくなりました。
※現在は、写真のエサ入れではなく、もう少し浅い入れ物に変えています。