恋愛がしたかったんだと思います。脳内で♪
……いえ違います。
原作が水城せとなさんだということで、前から気になっていたんです。映画館で観る機会は無かったのですけど。
恋愛に後ろ向きなヒトなら余計に、誰しも脳内で色んな考えを巡らせると思います。が、それをとても劇的に表現されていて(まぁ映画なので劇、なんですけど)、頭の中で色んな感情と葛藤しているというよりは、真木さんが完全に操られてる感がありました。
とくに。
吉田羊さんのネガティヴパワー半端無いッスね。ものすごい女優さんです。4対1でも普通に強いんですよ。彼女がわたしの脳内に居たら、どの感情も勝てる気がしません。ずっと暗い子ですわw
話の内容については、なんとなく… 解らない気がしないでもないなぁ。主人公いち子さん、30代にしてはチョッとというかかなりイタイ女になってましたが、大きな傷が原因で恋愛に臆病になっていた女性が、突如恋に落ちてしまった… その相手のミステリアスさ、危うさにどんどん惹かれる感じ。
解らない気がしないでもないなぁ。(40歳のオバサンが言うなと)
でもわたしなら、どうだろう。
越智さんに
「ちょっと待っていてください、今から告白しに行くので」
とか言われたら(言われないけどね)これだけでもう、グラッときますよ。いやそもそも年下はあんまり興味ないですし(だからそんな機会もない)。
最後はもう、主人公より、越智さんの幸せを願ってエンディングを迎えました。
わたしもこの歳になって、いかに自分がイタイ女なのかよく自覚しておりますが… そういうどうしようもない恋をしても…いや、そういう恋をしてこそじゃないかなぁとか、締まらない締めを語って終わりにします。