映画鑑賞『検察側の罪人』と、母とデート

ファンではありませんが、アーティストとしての『木村拓哉』は好きです。もはや彼は『きむらたくや』というブランドです。ほかに類を見なく、素晴らしい個性だとわたしは思っています。誰がなんと言おうと。

いろいろと確執があったそうですが、そういった下世話な話は深く知りません。耳にしていても興味はありません。ただ彼がどんな仕事をするか、どういう風に魅せてくれるか、だけが気になります。

唯一無二のブランドに、それこそ唯一無二といっていい天才をぶつけてきた、そのニュースにわたしは心踊りましたよ。だからまぁ、かなり、過剰気味に期待してはいましたけれども。

原作を知らないのですが、大筋のストーリーは良かったです。ただ、本当はもっと深くて複雑な個々の事情が絡み合っているのだろうけれども(あくまで想像)、なのに、展開が雑な感じがして、すべてが勿体ない仕上がりに…

そう感じるのはわたしだけなんでしょうか、わたしが理解力ないだけなの? 加害者側も被害者側も、内情を暴こうとする側も、曖昧過ぎて、…そうだね、二宮くんみたいに「ぐあぁぁっ!」って叫びたかったですよ。

正義と正義のぶつかり合いがテーマなのだと、単純にそう思っていました。だけれどもどうやら違っていました。木村拓哉演じる最上は、初っ端から何やら裏の顔が見えちゃって軽く裏切られた感覚。まぁ勝手な感覚ですけどね。

で、冤罪を防ぐために行動を起こす沖野もまた、地に足ついてないというか、辞職する動機が弱く見える。本当は相応の覚悟があってのこと、最上と戦うために。だけれど、その肝心なシーンが割愛されちゃってて。コミカルなダイジェストシーンになっちゃってて。

そこに政治とか戦争とか絡んでて、よけいわからなくなってきちゃって、何人もの尊い命が失われたのに、遺恨と無念が残ったまま、モヤモヤ。

個人的には、もっと追い詰められる『木村拓哉』が見たかったですよ。ズバッと、鋭く切り込む二宮くんが見たかったですよ、それも単なるわたしの勝手な感覚ですけども。

役者さんたちの演技、またカメラワークというか映像は要所要所で印象が残りました。そんなわけで、私的な評価は5段階のうちの2点で。偉そうですいません。

気を取り直して。

お昼は、以前にも記事にしたことのある、阪急百貨店レストラン街にある洋食店でランチをしてきました。

今回はチーズハンバーグ。アツアツとろとろでした。

味的には、ノーマルの方がわたしは好みかも。

このジャガイモがけっこうお腹いっぱいにしてくれます。

そうそう、映画は母と観たのですが、母の分のチケットをシルバー料金で購入したので、年齢のわかる証明書(保険証とか)持ってきてねと言っていたけれど忘れちゃったんですね。

で、入り口でスタッフさんにその旨を説明したら、「それでしたら大丈夫ですよ」って笑顔。…まぁ、見た目でシルバーって分かるからって意味合いなんだろうけれど、何となくシンミリしちゃいました^^;

母も、それだけ歳を重ねたってことですねぇ… 少し前までは、60歳過ぎに見えないって周りから言われるくらいだったけれど。

親子の時間をもう少しとっていこうかな、としみじみ思った昼下がりであります。とはいえ快く入れてくださったスタッフさんには感謝です!

※加筆修正しています