7話目を過ぎて、かなり面白い展開になってきました。
どうやらわたし自身も、ももと同じように家元の掌の上で転がされていただけだったのかもしれません。
ももの才能に対して認めていないわけではないが、本当は実娘のななを次期家元にしたかったんですね。そりゃあね、長女とはいえ、血縁関係にないのだから…。
亡き妻の願いをかなえるためとかいうのも、単にももをけしかけてただけだったのね…。
上に立つ者は、家族のためだとか血筋のためとか言いながら、結局はすべてが自分の思い通りに動けば満足な、自己顕示欲の塊といいますか、そういう人が多いですよねぇ、しみじみ。
ただ、なんだろうなぁ… 「たゆたう光と影」?とか、他にもいろいろと迷セリフがでてくるのですが、そういった言葉での表現がなければ理解しがたい状況っていうのがね、苛立ちます。役者さんそれぞれの演技がどうのって、素人のわたしから言える立場じゃないんですけれど、内容は密度が濃ゆくて複雑なのに、妙に単調なんですよ。あっという間に場面変わっちゃうしね…。サイドストーリーも、もうちょっと掘り下げてほしいとか。
それでもまぁ、なんだろう、ももとプーさんがくっついてくれるのを心待ちにしてますよ。やるね、プーさん。いや最初からももが一方的に迫っていたというか、プーさん自身が少し距離をおいて接していたから、罪悪感よりも後悔のほうが強く出るだろうなと思っていました。ももは元々感受性が豊かというか、恋愛にも没頭しやすいタイプだからね。
だから、うまくいってほしい。いいところも悪いところも影響しあって、本当の意味での“もう一人の自分”を取り戻してほしいです。
憎しみや罪悪感で形どられた“孤独”だけでなく、芸術家としての“もう一人の自分”ってやつはきっと、別の方法でも得られるんだって証明してほしい。
(何言ってるかだんだんわからんくなってきた…)