ディーン様の声が優しすぎるからか、ただ単に、演じ方に要因があるのかはわかりませんが、いまいち“鬼”となったはずの気迫が感じられませぬ。
時折見せる柔らかな笑顔と、悲哀に満ちたクールフェイスには魅了されますけどね、でもね、みんな何故気づかないのだろう、柴門暖の顔に。チョビッと髭が生えただけで、そのまんまなんですけどね? どう見たって童顔がアダになっているのに、すみれちゃんなんて、あんなに愛した人なのに気が付かないなんて、ギャグなんですか。
脇役陣がそれぞれ個性的で、華やかな生活の裏に隠し持っている秘密が少しずつ明るみに出てくるところは面白いです。明らかにする方法は少し強引な気もしますが。もうちょっと含みを持たせて、ドキドキさせて欲しいな、なんて。
そうですね、ドキドキやゾワゾワが足りません。
原作を知らないですが、9~10話で終わらせられないほどのボリューム感でかつ濃いStoryなのでしょうね。だからか種明かしが急かされててミステリー感覚が減る。…って、素人で事情をよくわかってないわたしが勝手言い放題ですけれど。
これからに期待したいです。