11月の朔日参りから1か月で、がらりと変わる秋景色。…いやもう初冬ですね。朔日参りと知恩院周辺の紅葉を堪能した後、ランチを食べるために洋食レストランへ足早に向かっていました。
円山公園の一角にある京料理店前で、数名のご婦人方がその店の話で盛り上がっているところを
「こういう店はまぁまぁいい値段するねぇ」
などと呟きながら横切ろうとすると、
「お腹すいたし、記念日だし、この際入っちゃおうか」
と旦那。
色々あって生活を切り詰め(いうほど貧乏な暮らしじゃないけど)ていたのでビックリしたけど、旦那の気持ちが嬉しくて、ここでお昼をいただくことにしました。
【いもぼう 平野屋本店】というお店です。
300年ほど続いているだけあって、店内は歴史を感じさせる造りになっていましたが、お手洗いは最新式でした。
また、2テーブルごとに襖で仕切られていて、個室っぽくなっているので気分的に落ち着いていいです。団体になったら襖を開けて広間にするのかしら。
『いもぼう御前』と『月御前』を注文し、わたしは前者をいただきました。
いもぼうとは、海老芋と棒ダラを一緒に炊き合わせたものです。お芋さん、中までしっかり味がしみ込んで美味しかったです。
たぶん、初めて食べたんじゃないかなぁ、もしかしたら母が昔作ってくれたことがあったか、もしくは旅先等で口にしたかもしれませんが、印象にないので… 同じ属性のサトイモは大好き★ですが、食感が全然違ってました。
また、京料理って薄味というイメージでしたが、しっかりとした味付けでしたよ。お吸い物もダシが利いてて美味。祇園豆腐は、からしがアクセントになっていて、あんかけを混ぜずに豆腐だけいただくのと混ぜていただくのと、二度おいしかったです^^
窓の外の景観もなかなか風流です。来てよかった~ 幸せなひとときでした^^
ちなみに、気になった点もいくつかありました。
- 旦那が頼んだ月御前についていた「とろろのり巻き」は、温かいほうが美味しいかも(個人的な好みです)
- お吸い物の湯葉がゴムのように硬くて… あれってもしかして湯葉じゃないのかな;;
- 祇園豆腐は小さなスプーンがついていると有難かったかも
- 新人?のスタッフを指導する男性の声が響き渡っていたのが気になった…
以上です♪
本当に、素敵な時間を作ってくれた旦那に感謝いたします。これからもヨロシク。