相変わらずな一族

「ヘンコ」って言葉、ずっと偏屈とか変人とかいう意味合いで捉えていたんですけど、改めて調べてみると“頑固”という意味もあるんですね。なんだか、そんなに卑屈にならなくてもよかったんだなぁ…と、ちょっぴり恥ずかしいデス。

父に似てヘンコだとよく言われててそのたびに納得はしつつ傷ついていたので。

今日は法事でした。

はっきりいって気が進みませんでした。
法事自体はそんな面倒くさいとは感じないものの、親族の集まりがあまり好ましくないので、いつも内心ストレスでした。
若い時は、あぁだこうだと駄弁っている親族の傍らで、取り敢えず作り笑いして相槌をうったりしていましたが、社会に出て“別世界”を知るようになってからは、こういう表現は不適切だろうけども、親族の輪の中にいることが苦痛でしかたなかったのです。

親戚の悪口を大きい声で語り盛り上がったり、自慢話と不幸話の投げ合い、自己主張ばかりの会話。わたしが絡む場合は、最終的に必ず「親を大切にしろ」「こんなに愛されてるのに薄情者」という締め言葉が入り、苦笑するしかありません。
しかも母は公然と「娘はお母さんが大嫌いだから」と周囲に言いふらすので、「えぇ、希世ちゃん、そんなこと思ったらアカンやん」と、まるで小学校の学級会での吊るし上げみたくなる。

母が嫌いなんじゃなくて、そこでそのセリフを吐くあんたの意地悪い根性が嫌なんだよ!

わたしの言い分なんて、こんな場ではまったく何の効力もない。つぅか、必要なのか、母娘のしがらみについて公表することは?

本気で、もう今後いっさい関わりたくないと思ってしまいました。

(それでも、法事の手配をしてくださったり、食事会の場を設けてくれたりした叔母や弟に感謝しています。率先してそういう面倒なことを引き受けてくれるお気持ちは、なかなか真似できることじゃないと思うから。)

今日、弟が予約してくれた店です。

豆腐と湯葉が美味しかったです^^ おなかがいっぱいになりすぎて、釜飯が食べられなかったのが悔いですなぁ。