生理痛について語る

気になる記事があって、Twitterでツィートしたんだけど、ちょっと思うことがあったので、改めて記事にしてみました。

「生理痛は病気じゃない」
というセリフは、体育の教師だけでなく母親からもずっと呪い(まじない)みたいに言い聞かされていた言葉でした。まったくもって腑に落ちなかったけどね。だって、出血が多かったので貧血気味でもありましたし、痛みだけでなく寒気と震えと吐き気が止まらなかったのもあって、絶対に何かあるって疑ってかかってました。

でも、当時は病院に行くことが出来ませんでしたけど…お小遣いだけじゃ足りないし、上記の母親の対応からして訴えても暖簾に腕押しで。

なんというか…女で生まれ育ったことに対する積年の恨みの一部にこの事情が含まれるほど、辛い年月を過ごしたものです。

聴けば、母親もひどい生理痛に悩まされていたそうですが、彼女の場合は“痛みがきついときほど運動をすると紛れる”などという根性論で乗り切ってきたようで(そういう性格なんです、体育系というか)、自分の娘なんだから同じ理論で乗り切れるハズと思っていたとのこと。

いや、、、性質違いますしね、あなたはわたしを産んだのであって、わたしというロボットを作ったワケではないんですから。

…で、念願かなってか30代前半で生理がピタリとこなくなったことを切っ掛けに、婦人科を訪れたとき、内診後に医師が
「あなたの子宮は一般より大きくて硬いし、いくつか子宮筋腫の跡があるね。それと、内膜症も発症してるから、生理痛は相当ひどかったでしょう、どうでしたか?」
と訊ねてくださってですね、思ったんですね。

「病気じゃねえかよ!」

ま、思っただけで口には出さなかったんですけど。ただ原因が解ったことによる安堵感で今までの辛さが飛びました。だって、今後はもし生理が再開したとしても痛みからは軽減されるはずだから(治療を行う過程で)。

当時、母からもらっていた痛み止めはバフ●リンでしたがコレがまた全く効かず、逆に吐き気を誘発するくらいで、ほかに色々試しましたが、なかなか効き目のある薬と出会えず。ひどいときは仕事にならないので、月に1回は休むために肩身の狭い思いをし、そうこうしているうちにリン●ルアイビーという緑色のカプセルが販売されて、そこからはかなり楽になりました。

まぁ、高校時代からアルバイトなどしていれば、自ら病院へ行ったり何でもできたはずなので、その時点で原因が判明していたでしょうね。そこまでして自分の身を守ろうとしなかったのは自業自得。母ばかりを責められないです。昔はとかく痛い日々を寝てやり過ごすことだけ考えてました。

今は薬がないと生理が来ず、これはこれで痛みから解放されてますが問題ありなワケで、女性って本当に面倒だなぁとつくづく思っています。

女だから、今の旦那と出会えたというのもあるけど(と、いちおう惚気も入れてみる)。

お医者さんからも強く忠告を受けましたが、やせ我慢は禁物です。生理痛がひどい、月経異常がある人は、まずは婦人科へ行って適切な治療を受けるようにしてくださいね。