緊急事態宣言が解除されたことを受けて、新緑のモミジが好きな旦那が小旅行プランで挙げた行先は、「京都の大原」でした。一度訪れたときに、ぜひともその景色の美しさをわたしにも体感してもらいたいという思いからだそうです。
そして、わたしの何気ない
「そういえば、今年は一度もホタル見に行ってないね」
この一言で、夜間には貴船神社周辺まで散歩に行こうと、構想を練ってくれました。
と、ノロケから入ったのがよくなかったのか、ホテル予約をとったのと同じようなタイミングで、梅雨入りしてしまって、ね…。まぁまぁ、雨女到来っていうよりは、時期的にカブるのは判っていたので、致し方ないわけですが。
なので、当日の朝に晴れていれば大原、雨であればとりあえず昼から宿泊先へ向かって、現地でどうするか考えようということになりました。
空模様をみながら、結果、昼からの出発となったのですが、ホテルでゴロゴロしていたとき、予想していたよりは雨が降っていなかったので、急遽「東福寺に行ってみない?」と旦那。何もないよりは、思い出が欲しいなということで、その案に乗りました。
秋の紅葉シーズンで東福寺に行ったのは、かれこれもう10年ほど前になります。異様な人の多さに辟易してしまった、美しさよりも苦い記憶が勝っていて、それからしばらくは足が遠のいておりました。なので、道中ほっとんど、覚えてなくて。
人気のほとんどない道程が、これほどまで情緒のある場所だったとは。東福寺にたどり着く前に、すでに感動しているわたし。
京都の魅力のひとつですよね。市の中心部からチョッと外れただけで、結界が張られているかのごとく、雰囲気がガラッと変わる“パワースポット”っていうのかな(この表現はあんまり好きじゃないけど)、そういう神秘的なところがたくさんあるって。
臥雲橋。ここから東福寺までの眺望も有名ですね。
東福寺の外周も、なかなか厳かな雰囲気でわたし好みです。
日下門から境内へ入ります。
通天橋の左手側にある庭。アジサイが下になりすぎて構図失敗例。
曇っていてこれだけ美しい緑色の世界なら、晴れていたらもっとキラキラしてるかも。
開山堂の左側は改装中のようです。
通天橋内部、ここを印象的に撮るのが難しかった。
何枚挑戦しても納得いくものが撮れなかったので、趣向を変えて、橋から見える風景を撮影している旦那を隠し撮り。
時折り降っていた雨がそれほど強くなかったのは幸いでした。
どうせなら、もみじから滴る雨水もいいなぁ、って思っていたけれど、それはまたの機会に。
観光客が少なかったのもあって、とても森閑とした風情にたくさん癒されました。蚊もいっぱい飛んでいて、幾度となく吸血されていましたが(とくに旦那)w
短かったけど、贅沢な時間でした。旦那ありがとう☆